井の中のカナダ 

英語イマイチでも、アラフィフでも、クセの強いネイティブの友達とつるんでます。

ハードル高かったエイプリルフールとエッグハントのコンビネーション

イースター前夜。

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イースターエッグのお菓子を家中に隠して回らなければならない母は、早いとこ子供らに寝て欲しい。

 

「母さんももう寝るから」と演技を決め込み、興奮状態の子供らを無理やりベッドに向わせる。

 

そしたら、案の定自分が真っ先に眠りに落ちていた。

 

 

はっと目が覚め、壁の時計を見ると、すでに午前2時。

 

あぶねー。

 

そんなに長く寝たつもりはないんだけど、きっと疲れているに違いない。

 

重い体を持ち上げ、ごそごそと起き出し、朦朧としながら、あちこちにイースターのエッグチョコを隠していく。

 

足がつかないように、空になったパッケージをでかいゴミ袋に放り込む。

 

これで抜かりなし。

 

再びベッドに戻り、改めて眠りに落ちる。

 

 

翌朝、目が覚めると、子供が起きないうちに枕元のパソコンで調べものを始めた。

 

ふと気づくと、パソコンの時計は7時なのに、なぜかスマホの時計はすでに10時を指している。

 

??

 

娘のスマホを調べるとやはり10時。

 

しかしパソコンは7時。

 

???

 

外の感じからすると7時で間違いない。スマホの時計をリセットするとやはり7時に戻った。「スマホの時計って狂う事あるんだー」と寝ぼけた頭で納得する。

 

娘が起きた様子なので、「スマホの時計が狂ってるから直した方がいいよ」と伝えると、「あー、イタズラひっかかんなかったあ」と、残念そうな口振り。

 

なんとエイプリフールに合わせて、私のスマホと、娘のスマホと、壁掛け時計を全部3時間進めておいたんだと、、、。パソコンはロックかかってるから断念したらしい。

 

めんどくさい事するんじゃねー。

よりにもよってイースターと重なったエイプリルフールに何してくれるねん!

 

つまり、午前2時にチョコばら撒いたと思ってたけど、あれは11時だったのね、、、。

 

そんなこんなで早速チョコハンティングが始まる。

 

例年通り、膝立ちで届く範囲が息子の守備範囲。娘はそれより高い位置にあるチョコが守備範囲。

 

二人で着々と探し出していく。

 

*こんなところや

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こんなところにも

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 エイプリルフール仕様、スライム入りの卵も発見。

 *青とオレンジのがスライム入り。

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子供らに、「エイプリルフールだから、イースターバニーがいたずらでお菓子じゃなくってスライム入りを置いてったんだね!」と、さりげなく示唆する。

 

二人とも「あー!」と、納得の様子。

作戦成功。うひひ。

 

自分の仕事のできばえに若干うっとりしながら、コーヒーをいれてひと休み。

 

ふと見渡すと、部屋の隅に置きっ放しのゴミ袋の口を縛るの忘れてて、中から思いっきりチョコの空のパッケージが覗いている。

 

いかん。

 

コーヒーを置き、何気なくゴミ袋に近づき、口を縛り玄関に持っていく。

 

あぶねー。

バレるとこだった。

しっかりしろ自分。 

 

もうひとつエイプリルフール仕様の卵として、水につけると恐竜が出てくる金色の卵の形のおもちゃも隠しておいた。

 

まんまと、

「これ開かないね」

「スライムのやつとも卵の形が違う」

「けど、振ると何かが入っている音がするよ」

と二人で喧々諤々。

 

すると息子が、「わかった。ナイフを使って開ければいいんだよ!」と声をあげ、即座に娘が反応してカッターナイフを取りに行こうとする。

 

違う違う、それ、水につけるやつー。

無理やりあけちゃダメダメ。

 

でも、私は中身を知らないことになっている。

 

「あー、ちょっと君たち。イースターバニーはナイフ使わないと開けられないおもちゃ、持って来ないと思うんだよねー。母さん、インターネットで調べてみるから、とりあえずそのままおいときな」

 

「調べるってどうやって?『金色の卵。何』とか?見つけられるわけないじゃん」と、娘。

 

「そこはさ、『金色の卵、おもちゃ、開け方』とかさ。なんとかなるって。母さんにまかせておいて」

 

「あー、なるほど。じゃあ、わかったら教えて」と二人。

 

再び、あぶねー。

ナイフでかち割られるとこだった。

 

なかなかリスキーだな、エイプリフールのエッグハンティング。

 

一応、敵がイースター信じている程でいるなら、こっちもとことん付き合うのが私のポリシー。

 

その後、「あのね、1日か2日水につけとくんだって、金色の卵!!」と女優魂満載で二人に告げる。

 

そんなこんなで、無駄にハードルの高いエイプリルフール&イースターの1日が過ぎていった。

 

*こーんなところにもいるのよ

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