初めてのイースターエッグのデコレーションが案外楽しかった件
(↓続き)
イースターの前日、エッグハンティング用のチョコの準備もひと通り終わり、あとは夜、子供達が寝静まった後、チョコを家中に隠して回るだけとなった。
はずだったが、娘が突然慌てたように、「ひょっとして明日イースター?」と聞いてきた。
そうだけど?
「イースターエッグは?」
イースターバニーがチョコ隠しにやって来るのは今夜だよ。
「そのイースターエッグじゃなくて、自分で作る方のやつ」
自分で作る、イースターエッグ?
あー、そういや、そんな事したっけね、、、。
白い卵に絵を描いたり、先に蝋で模様描いて(蝋で描いたところだけ色が染まらない)染色したり、シールを貼ったりしてデコレーションするイースターエッグ。
*こういうの↓
エッグハンティング に気を取られて、すっかりそんなイベントがあるの忘れてた。
めんどくさい。
チョコの準備完了ですっかり終わった気分になってるから、非常にめんどくさーい。
「ダディの家で毎年やってるの。だから今年もやらなくっちゃ!!」
はいはいはい、、、わかりますた。
やり方はわかってるんだよね?
おかあの手助けいらないよね?
「大丈夫、大丈夫。白い卵と、デコレーションキット買ってきてくれるだけでいいから!」
、、、了解。では行ってきます。
デコレーションキットには、染色用の錠剤と、シール、鉛筆の形をした蝋が入っていた。
早速、準備にかかる子供たち。
手助けはいらないとはいえ、
「いくつ作ればいい?」
「色水どの容器使えばいい?」
と、何かと色々聞いてくる。
結局気になって、二人の元に赴く母。
へー、なんかいろんな色水があってキレイねー。
蝋で描くとどんな仕上がりになるの?
どうやって色つけるの?
、、、おかあもやってみていい?
「やっぱりねー。マミー、結局やると思った」と、娘がにやけながら言ってくる。
うるさい。うるさい。
だって、なんか、おもしろそうなんだもん。
結局、ハマっちゃった私も含め、みんなで1ダース分、全部飾り付けした。
ところが、これ生卵だから、せっかくキレイなのに使うときに割らなくちゃいけない。
がんばっただけに、惜しくなってきた私。
娘によると、卵に小さな穴を開けて中身を全部出したら、そのまま殻を飾っておけるらしい。
よし、それやってみよう!
経験者の娘がデモンストレーション。
卵の殻の上下に小さい穴を開け、下の穴から中身を出していく。
穴が小さいから、かなりゆっくりしか中身が落ちてこない。
ああ、じれったい。
しびれを切らした母にピコーンとアイデアが浮かぶ。
それさあ、上の穴から息吹き込んで押し出したらいいんじゃない?
娘も同意し、上の穴に慎重に息を吹き込む。
まずは白身がにゅるっとでてきた。
うーん、かなり美しくない光景だが、さっきより断然早い。
しばらくすると、「黄味の部分が引っかかって、出てこない」と、娘は下の穴につまようじを突き刺し、中の黄味を割ってから今一度、息を吹き込む。
今度はにゅるりと黄味が絞り出される。
うげー。
今度は本格的にグロい。
が、やっぱり自然に落ちるの待つより、100倍早い。
「息が続かない」と言う娘に代わり、今度は私が。
「ぎゃー、気持ち悪いー!」と騒ぐ娘。
知ってるよ。そう言ったじゃん。
兎にも角にも、全部じゃないが、いくつかは中身を出し切り、その日の夕飯は急遽オムライスになったとさ。
*苦労の甲斐あって、私的には、なかなかの出来のイースターエッグたち。
(↓続く)