日本のお菓子業界はイースターのエッグハンティングは放置なの?
この間バレンタイン終わったと思ったら、もうイースター。
今年もエッグハント用の卵やウサギの形のお菓子の買い出しにいそしむ母。
感謝祭のお祭りで、ここカナダでイースターは、「春になって最初の満月のすぐ後の日曜日」に設定されている。
で、結局いつよ、ってな話だけど。
ウサギちゃんが家中に卵やウサギの形のお菓子を隠すので、翌日子供らがそれを見つけだし、回収してまわるというイベント。
このイースターのエッグハント、なぜ日本のお菓子業界が嗅ぎつけて商売にしないのか不思議でしょうがない。
近所を巻き込まないと成り立たないハロウィンや、いまいちやってみたいと思えない恵方巻きなんかより、よほどてっとり早く普及できるだろうに。
別にエッグハンティング推奨してるわけじゃないんだけど、なにせ北米はお菓子が絡むイベントが多い。
2月にバレンタイン、4月にイースター、10月にハロウィン、12月のクリスマスも靴下に必ずお菓子が入っているし、子供の誕生日会もなにかしらお菓子のおみやげをもらってくる。
特にハロウィンとイースターは、尋常じゃないほどのお菓子を子供達が手にして帰ってくる。
*去年のハロウィンの戦利品
イースターの場合、以前住んでた小さな町では参加費3ドルで、近所の子供を何十人も集め、主催者んちの裏山に盛大にチョコをぶちまけてエッグハントさせる、なんてイベントもあった。
ちゃんと卵の形のプラスチックケースに入ったチョコもあるんだけど、大抵は銀紙に包まれただけのキスチョコみたいなのが、森の中に撒いてある。
はじめて参加した年は、銀紙に包まれているとはいえ、地面の上に直置きされてたチョコに抵抗あったけど、翌年にはすっかり慣れて、自分でも拾って食べてたというね。
そして、もちろん子供たちが山ほど持って帰ってくるわけだ「土のついたチョコ」を。
しかも、他の団体主催のエッグハンティングがあると聞きつければ、やる気満々の子供を車に乗せて移動、そして再び参戦。
もちろんここでも、チョコは地面に直撒き、下手すりゃ子供に踏まれている、、。
ひととおり地区のイベント制覇したあとは、ウサギちゃんはもちろん自宅にも来てるので、室内ハンティングを開始。
しかーも、離婚したおかけで、元ダンナの家と、私んちの両方でハンティング。
ウサギちゃん、「離婚したからどっちかの家だけね」って忖度してくれないらしい。
「どっちの家にも来るに決まってんじゃん」
と子供たち。
こんな超現実主義の母から生まれたと思えない、激しくドリーミングな我が子たち。
「マミー、今年のイースターはエイプリルフールなんだよ。だからウサギがなんかイタズラしかけてくるかもね〜」
と、ワクワク顔で母親のハードルを上げてくる。
いまだにこんなこと信じているのか、それとも、信じてる風を装っていつまでもチョコにありつこうという作戦なのか、今ひとつ確信がもてない。
「もう信じてない」と子供らから確約とれば、クリスマスプレゼントや卵のチョコを、こっそり準備して、当日まで隠しとくなんていう手間もはぶけるのに。
地味にストレスなんじゃ。
しかもカナダのお菓子、大味で好きじゃないんだよ、母は。
だからイースターのエッグハンティング、家でやる分には私の好きなブランドのチョコを混ぜておいて、ハンティングの後、私はもっぱらそのちょっとお高めチョコを食べ、子供らにはどうでもいいカナダのやつをさりげなく支給する。
少しくらい見返りがあってもいいと思うの、母さんにも、、、。
(↓続く)