50歳の誕生日会がド派手な仮装パーティだった(3)
(続き)
ケーキも食べ、みんなだいぶごきげんになった頃にカラオケが始まった。
最初は誰も歌おうとしないんだけど、そのうち勇者がパラパラと歌い出し、エンジンかかると、一気にノンストップになる流れは日本と一緒。
しかし、カラオケけっこう浸透しているとはいえ、カラオケボックスとかがあちこちにあるわけではないので、みんなそんなに練習とかしてるわけではない。
ので、基本的に下手。
マイクで歌ってる人も下手なら、その声かき消すくらいにがなりたてる周りの人らも下手だというカオスな展開。
でも、いいの、盛り上がりかたは半端ないから。
不思議だったのは、このお店、けっこうでっかくって、バーのある大人向けサイドと、通路を分けて、子連れでもOKなレストランサイドにきっちり分かれているのに、わざわざカラオケやってる私らの真横のテーブルに座るお客さんたちがいたこと。
うるさかろうに、なんなんだ?
しかし、すぐに謎はとける。
そのお客さん、私たちのカラオケのDJに勝手にリクエスト出して、普通に歌い始めたから。
「っていうか、だれ?」
って感じなんだけど、誰も気にしてない。
しかも、飛び入り参加するだけあって、歌がうまい。「おおおおお」とか言っちゃって、私らグループは盛大な拍手。
私は内心、「うわー、このレベル聴いた後じゃ、この後、歌い辛いよなあ」と思っていた。
が、
その人が終わるとまったく気にする様子もなく、「音程も何も」な歌が速攻再開された。
すごいね、君たち。
結局おひらきになったのは、12時もすぎた頃で、みんなグダグダになった仮装のままホテルに戻る。
もちろん、次の日はみんな二日酔い。
どよーんとしたまま、近くのファミレスに集まって朝食をとる。
二日酔いの朝のコーヒーと、油っぽいベーコンやハッシュポテトのうまいこと。
ぼーっとしてると、奥のテーブルでメーちゃんやナッちゃんが、
「あの人、朝はコーヒー飲み終わるまで、英語まるっきりダメだから放っといてあげて」と、周りの人に得意げに説明していた。
ま、私のことなんだけどさ。
ま、その通りなんだけどさ。
そんなこんなで、記念すべき初自分主催誕生日パーティは無事終了。
*私のこと思い出した、と友人が送ってきた写真。
一番下のラインまでコーヒー飲んだら、話し始めてよし、というマグカップ、、、。
ランキングに参加中。
↓ クリックしてもらえるとありがたいです!