50歳の誕生日会がド派手な仮装パーティだった(2)
(続き)
ほどよく酔っ払った、下は20代、上は50代までの老若男女、総勢20名あまりの大人がおもいおもいの扮装でレストランに到着。
仮装好きのマーさんが、本物志向のカンガルーの着ぐるみの中で、暑くて死にそうになりながらも絶対にそれを脱がなかったのは、あっぱれと言うのか、なんと言うのか。
180cm以上はある男子が、子猫ちゃん(Kitty Cat)に扮し、チュチュにちゃんと尻尾までつけてて、そこは笑っていいのか、悪いのか。
日本のアニメ大好きなアンちゃんが、オンラインでアニメのナルトのコスチューム買ったら、おでこに巻く奴のクオリティが許せなくて、別に本格仕様の買い直したんだとか、なんとか。
そうかと思えば、顔に落書きしただけ?と思いきや、とっても雑なキッス(バンドの方)のメイクだったり。
そんななか、映えある私の中のベストワンコスチュームは、エッちゃんの映画グリースのキニキー兄さんに決定!
普段は髪を下ろしているエッちゃんが、その金髪をリーゼント風に固めて、Tシャツにライダースジャケット、耳にタバコを挟んで、それはもう、ほぼほぼ2次元男子。私と身長が同じくらいだから、目線も同じで青い瞳に吸い込まれそうになる。
同じ人間と思えないわー。
惚れてまうー。
*エッちゃんのライダースジャケット
ちゃんとキニキー所属グループのロゴをつける芸の細かさよ。
ところで、このパーティ、マーさんの知り合いのメキシコ料理店の一角を貸し切って行われ、知り合いってことでカラオケ使用は無料、専用バーテンダー&ウェイターを雇い、飲食のチップがそのままその人たちの取り分となる、との取り決めになった。
おもしろいのは、日本だと誕生日会といえば、友達が主催するもんだろうけど、どうやらこっちでは本人が主催して、友達をゲストとして招待するもんらしい。
だから、ケーキも風船も、あと、飲みものとかの料金も私とナッちゃんが負担。
マーさんが、お店との連携とってくれたから楽なもんだったけど、自分で自分の誕生日会をプロデュースするというのは、なかなか妙な気分だった。
ケーキはふたつ用意。
私が用意した普通の20cmx30cmの生クリームケーキに、ドドーンと数字で50のキャンドル。普通のろうそくじゃ、ケーキが蜂の巣になっちまう。
もうひとつは、参加者の中にけっこうビーガン(完全菜食主義) の人がいたのでミルクも使わないビーガン仕様&グルテン抜きのチョコレートケーキ。
このナッちゃん用の40歳のキャンドルを立てたスペシャルケーキ、小さいくせに白い方のケーキの倍くらいの値段する。
でも来たひとみんなに楽しんでもらいたいからちゃんと用意。
(↓続く)
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