50歳の誕生日会がド派手な仮装パーティだった(1)
私50歳とナッちゃん40歳の合同仮装誕生日パーティ、 予定通り開催。
↓ 準備編
当日は、以前、息子の加配の先生をしてくれ、それが縁で仲良くなったカナダ人シングルマザーのロンさんと、アメリカ側のパーティ会場まで車で向かうことになっていた。
前日に打ち合わせしてたらロンさんに仮装パーティであることが伝わっていないことが発覚。急遽うちにあったNinja(忍者)のコスチュームを貸しだすことに。
うちから車で国境まで約1時間。
週末だったので予想通りカナダとアメリカの国境のチェックポイントは、各レーンとも長蛇の列。
しかも私たちの列だけ異常に進むのが遅く、嫌な予感はしていたんだけど、ゲートにつくと、新人の国境管理菅らしき黒人のお姉さんがやけに慎重にいろいろ聞いてきた。
私が運転手だったので私が対応しなくちゃいけないんだけど、この姉さんの英語がぜんっぜん聞き取れない。
助手席に座っていたロンちゃんが私の座ってる方に身を乗り出して、ドアの外に立っているお姉さんと話をしてくれる。
挙句に、今まで一度もそんなことなかったのに、後ろのドアを開けてわざわざ後部座席をチェックするという。
「後ろに風船が見えるけど?」
あ、誕生日パーティなんです。
「子供の誕生日会?」
いや、私の誕生日会、、です。
「、、、、。」
荷物スペースに色とりどりの風船がゆらゆら漂ってるわ、床にはビニール袋に突っ込まれた忍者のコスチュームとオモチャの日本刀が転がっているわ、子供の誕生日会と思うわな、そりゃ。
沈黙に耐えられなくなったのか、ロンちゃんが、「本当に彼女の誕生日パーティ。彼女50歳なのよ」とお姉さんに声かけた。
終始しかめっ面の姉さんが一転して驚愕の面持ちに変わる。
「50歳?! あなたが?本当なの?! 」と私の顔を覗き込む。
近い、だいぶ近いっす。
後方から「アジアンパワー!」と、ロンちゃんが茶々を入れる。
「へえええ。OK、もう行っていいわ。楽しんできて」と、姉さん。
ロンちゃん、グッジョブ。
その後、パーティ会場のレストランにケーキを届け、ホテルにチェックインし、速攻マーさんちに向かう。
マーさんちには、すでにぼちぼち人が集まっていて、やっぱり、すっかりみんな飲み始めている。
しかーも、マーさんから「犬飼っている人は連れてきていいよ」ってお達しがあったので、ダックスフンド、ボーダーコリー、チワワっぽいのから、テリアっぽいのまで。総勢7匹のわんちゃんがそこいら中にうごめいて賑やかなこと。
マーさんちは柵で囲われた裏庭があるので、ど真ん中に椅子を集めてビールやワイン片手に座ってみんなでまったり。犬たちは勝手気儘に芝生の上を駆けまわっている。
天気もよくて、そのまま昼寝しちゃいそうな勢い。
まあ、それは嵐の前の静けさでしかなかったんだが。
(↓続く)
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