宿題に泣かされる、それは母
「Equality-平等」
「Equity-公平」
「Reberation-解放」
それぞれの違いを述べよ。
そして、この中から自分が実際に経験した例をあげよ。
あるときは、
「Critical Thinking-批判的思考方法」とは?
例をあげよ。
娘の今週の英語の宿題。
ムズい。
ムズすぎる。
なのに、「マミー、宿題手伝って」ときたもんだ。おかあ、英語、母国語じゃないし、あんたの方がよっぽどネイティブだから。
「でも、何書いていいかわかんないーー」
娘、わからなすぎて軟体動物となり、椅子からズルズルとゆっくり落ちていく。何だろう、昔の自分をみているようで懐かしくもあり、はたまた通りがかりの第三者のように、なすすべもなく望観するだけの自分もいる。
おかあだって、わかんないっつーの。
しかし、母はひらめいた。ピコーン!
オンラインで提出だから、すでに提出した他の生徒の答えを見ることができる。ちょこっとどんな感じなのか様子をみてみようではないか。
いやあ、さっさと提出してるだけあって賢い子ちゃんたちなのだろう、どれも立派な解答で、ぐうの音も出ない。「子供のことだし、たいしたことなかろう」と、安心感を得る予定が、逆に焦りを感じる始末。
それでも、はるか昔は文学少女だった自分を思い出し、なんとか答えをひねり出す。
ただし、出てくるのは日本語、、、。
その出て来た日本語をどうにか英語に変換し、しかし、それを丸々使うのはさすがにまずいだろうと、アイデアとか組み立て方のみを娘にわかりやすく説明する。
が、
「そういうのいいから!まんまの答えちょうだい。文章にするのは私がやるんだから、それでいいじゃん!!」と逆上する娘。
そうは、いくかい。
なんども軟体動物化する娘を励ましながら、やっとのことで宿題終了。
すると今度は息子(小学4年生)が、待ちかねたように、「マミー、俺の宿題も手伝って」と。
、、、、、。
息子のクラスの宿題は、毎週、「自分で不思議に思うことをひとつピックアップして、その答えを見つける」というもの。
今までの息子のテーマは、「窒素」「バミューダトライアングル」「宇宙の始まり」など、理系寄りのテーマばっかりなので、毎度グーグル頼り。
今回のテーマは何よ?
「あのさ、ブランコする時、足で漕ぐじゃん。なぜ、足で漕ぐとブランコが高く上がるのかっていう事。前から不思議だったんだよねー」
、、、、、。
びっくり、1ミリもわからない。取っ掛りすらわからない。
とりあえず、グーグルで、『ブランコ、こぐ、なぜ』と入れて検索してみる。
なぜか、搾乳機の情報がいっぱいでてくる。
ならば動画で、どうだ?
愛らしい子供達のブランコの風景の動画ばかりで、一向にたどり着かない。
まずい。
しばらく検索し続けると、ようやくそれらしき動画を見つける。
息子と一緒に身始める。
やべ、何言ってるのか全然わからん。
ちらりと隣の息子に目をやると、真剣に見入っている。
動画が終わると、「ああ、だいたいわかった」と。
そこで、息子の説明をそのままにタイプ、それをプリントアウトして宿題終了。
危なかった。
よかった息子だけでも理解できて。
母さん、物理で100点満点中8点取ったことあるくらいだから、なんの手助けもできゃしない。
でも、クラスの平均点は7点で、物理の先生は泣いていた。
*ある日の娘の宿題。この文を読んだ感想を書きなさい。
感想の前に意味すらわからない。
ランキングに参加中。
↓ クリックしてもらえるとありがたいです!