井の中のカナダ 

英語イマイチでも、アラフィフでも、クセの強いネイティブの友達とつるんでます。

カリスマドラァグクイーンとビアガーデンで一緒に飲んだ話

それは数年前の青空が広がるバンクーバーPRIDEの開催日。

 

メインストリートは、ゲイの人や、女装の人たちのパレードを目当てに、大勢の観客で溢れかえる。

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私にとってはじめてのゲイパレードだったので、ワクワクドキドキしながら、いつものスチャラカ友人たちと沿道を陣取り、すっかりスタンバイオーケー。

 

思い思いに趣向を凝らしたフロート(山車)が通り過ぎ、時間が経つのも忘れて、見入っていたら、ひときわ目立つドラァグクイーンが登場。

 

見た目は、ナジャグランディーバとIkkoさんを足して2で割って白人さんにした感じ?

 

普通は音楽にあわせて、フロートの上で人びとが踊ったり手を振ったりするだけなんだけど、彼女だけはマイクを持ってMCしながら、取り巻きの人や観客を巻き込んで、おもしろおかしく盛り上げながら通り過ぎていく。

 

「ほえー、カリスマ姉さんやなあ」などと思いつつ、パレードが終わったところで、川沿いの広場のビアガーデンにみんなで移動。  

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そして適当にまわりの人と話ししながら飲んでたら、マーさんの友達、Tちゃんが合流。

 

Tちゃん超美人。

 

しかも、身長、170cm以上あるだろうに、20cmくらいのヒールのブーツはいて更にでかい。しかも衣装デザイナーだけあって、ド派手なバービーみたいなコスチューム姿。

 

は、はずめますて、、、ナイスツーミーチュー。

 

ちらり、と見下ろされ、

 

「、、、ハロー」 

 

とTちゃん。

 

すげえ迫力だな、おい。

 

別にTちゃん、本当に見下してるわけじゃなく、人見知りなだけだったんだけど。

 

 

ふと見ると、Tちゃんの隣に見覚えのあるお方が。

 

「!!」

 

さっきのカリスマ姉さんじゃないかーい! 

 

姉さんったらまわりのみんなと軽く談笑した後も、私らグループに留まり、一緒に飲んだり談笑してる。

 

私の視線はもう釘づけ。

 

いかん、そんなに好奇心丸出しでジロジロ見てはいかーん!

 

と頭ではわかっているものの、ややもすると視線がそっちに向いてしまう。

 

しかも姉さん、私の目の前のパイプ椅子に座って、超ミニスカートで足くんで座ってるから、おパンツ丸見え。

 

みせパンなのか?

 

いや、そんな事はどうでもいい。

 

夏のバンクーバーの真っ青な空の下、私の目の前で、フルメイク&フル衣装のドラァグクイーン」がうまそうにビールを飲んでいる。

 

なんと言うか、ドラァグクイーンって、テレビやパレードの世界の人だと思ってたから、普通にみんなと世間話してる姿が衝撃的で、脳の処理がついていかない。

 

後で聞いたのは、彼女はバンクーバーで超有名なドラァグクイーン、

カルロッタガールだった。

 

*去年のプライドのプロモーションビデオ↓

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Tちゃんのお友達で、Tちゃんが衣装をデザインして作ってあげたりもしている仲なんだと。

 

私がはまったドラマ『Lの世界』にもちょっと出演しているのを発見して、再び大興奮。

 

バンクーバーで撮影してたんだよね。

 

その後も、ダウンタウンのバーで週末やってる姉さんのショーをちょいちょい見にいったりしている。

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青空の下での出会いが強烈すぎて、大ファンになったのさ。

 

(その後)

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