サンフランシスコ(6) アルカトラズ島は海風で吹きっさらしなのだ
(↓からの続き)
メーちゃんは今日もお仕事。
残りの3人で、今回の旅で1番のメジャーどころのアルカトラズ島 へ。
言わずと知れたサンフランシスコ湾に浮かぶ、かつては鉄壁の砦を誇る刑務所があった島。
フィッシャーマンズワーフ付近から、チケットを買って、小さなフェリーに乗り込み、20分くらいで到着。
、、、めっちゃ寒い。
吹きっさらしの湾にポツンと浮かぶ島なので、海風がひどい。
上陸したあたりの広場で、ガイドさんらしき人がみかん箱みたいなのに乗って、アルカトラズ島についての詳細や、注意事項等を説明を始めていた。
何人も脱獄を試みて、たいていは脱獄後すぐ再逮捕されているのだが、脱獄後の所在が結局わからないケースが1件だけあるそうな。
この脱獄の手口の詳細はツアー内の音声ガイドでもとりあげられているんだけど、その3人組が脱獄後、アルカトラズ島から海を渡って脱出して、無事本土に生還しているかは、確認がとれていないらしい。
ガイドさん曰く、確認が取れない以上、その脱獄のケースをして『成功した』と言っていいのか、どうなのか、、ってな話だった。
政府としては『いまだかつて誰も脱獄できなかった刑務所』ってタイトルのままにしておきたいたいのか?などと思いつつ、ひとしきり聞き終えたら人の流れに乗って建物の中へ。
列の先端で、各国版のオーディオガイドのイヤホン機器を渡される。
日本語版もちゃんとあった。
ナッちゃんが私に聞いてきたので、すかさず「日本語版で」と、答える。
係の人にナッちゃんが、英語版2つと日本語版1つを頼む。
機器を手渡しながら、「えっと、まず日本語版はどなたが?」と、係のお姉さん。
すると、マーさんが、なぜかナッちゃんを指差す。
若干ひるむお姉さん。
なにやってるんだよ、マーさん。アメリカンジョークかよ。
「いやいや、見ての通り私です!」と、慌てて私が受け取ると、ガイドさんも、
「ははは。一応、こっちも聞かなくちゃいけないのよ。実際、見た目じゃわかんないもんだからさ!」と、明るく答えてくれた。
全員機器を受け取ると、オーディオガイドの音声にしたがって、ぞろぞろと館内を練り歩く。
*脱獄成功の3人組がそれぞれスプーンで掘った脱出口。
頭部もいろんな物使って作ったダミー。すげー。
まさにプリズンブレイク。
さすがちゃんとした観光地だけあって、音声ガイドのツアーが洗練されている。
すっかりアルカトラズ博士になって帰路へつく私。
帰りのフェリーにて、海を眺めながらマーさんがポツリと呟く。
「そろそろビールの時間だね」
その後、マーさんの希望により、またまたビール醸造所兼バーで飲む。
これにて、サンフランシスコの旅は終了。
メーちゃん、まだまだ出向続きそうだから、ぜひ再訪したい。
*これは、フライドピクルス。
よくある酒のつまみらしいが、一本丸々揚げるのは珍しいらしい。
味は、まあ、「変わってんなあ」って感じ。